海洋深層水取水システム

課題
資源の有効活用
技術
土木

船上から効率的かつ迅速に取水できる海洋深層水取水システム

優れた特性から、新たな資源として注目されている海洋深層水。その利用には、大規模な陸上取水施設による取水が一般的ですが、事業計画の策定やスポット的な利用に際しては、時間と経済性に優れた手頃な取水システムが必要になります。そこで、このようなニーズに応え、当社では船上から効率的かつ迅速に深層水を取水できるシステムを開発しました。

特徴

正確で迅速な船位誘導

取水位置の管理にGPSシステムを採用し、正確で迅速な位置出しが可能です。海域別の水質調査等、特に事業計画段階における取水に役立ちます。

確実な深度管理

取水管の先端部に深度センサを設置し、深度測定データを超音波信号で船上に転送するので、取水深度を確認しながら、所定深度の深層水を採取することができます。

深層水温のモニタリング

深層水の品質評価の指標となる水温。深度管理と同様に取水管の先端部に温度センサを設置し、船上で水温の確認をしながら所定品質の深層水が確実に取水できます。

清浄な深層水の採取(取水ポンプ)

食品や医療分野で利用される深層水には、特に清浄さが求められます。本システムは駆動部と深層水が直接接触しないスクイズポンプを採用。清浄な深層水の取水が可能です。

深層水の淡水化

船上に逆浸透膜を利用した淡水化装置を搭載し、採取した深層水を船上で淡水化することができます。

取水船概要

受波器

取水口に取り付けられたセンサから送られてくる超音波信号を船上で受信する装置です。

貯水タンク

深層水を一時的に貯めるタンク。1立方メートル/個の容量があり、クレーンで吊り上げることもできます。

取水ポンプ

深層水を汲み上げるポンプ。駆動部が深層水と接触しないため、清浄な深層水の取水ができます。

取水口とセンサ

取水口のセンサは水深と水温を測定し船上へ送信します。また、塩分濃度、容存酸素量など水質成分の測定もできます。

ホースリール

深層水の取水にあたり、海中への取水管の繰り出し、および巻き取りを行う装置です。

淡水化装置

深層水を船上で脱塩する装置。逆浸透膜によって脱塩し、この1台で360L/hの能力があります。

施工実績

  • 海洋深層水取水業務委託 (平成13年)

工法・技術に関するお問い合わせ

株式会社本間組 土木事業本部 技術部

FAX : 025-223-5040
一覧へ戻る