土木社員座談会
新潟のみならず全国で「明日の街づくり」を推進する本間組。土木工事に携わるエンジニアたちは様々なエリアで社会インフラの構築を担っています。港湾施設・道路・河川整備・橋梁・トンネルなどモノづくりは多岐にわたりますが、仕事への姿勢や行動には共通するものがあります。ここでは、本間組で働くエンジニアに受け継がれるスピリットに迫ります。
プロフィール
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Aさん 東京支店 土木部工事課
2009年 キャリア入社別業界から転職。関東圏を中心に施工管理職として従事し、東日本大震災発生後、久慈港・大船渡港の港湾施設復旧工事にも携わった。
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Bさん 新潟本社 土木技術部 技術開発研究室
2013年 新卒入社新潟県内を中心に、海洋・陸上工事現場で7年間、施工管理職として従事し、現在は技術開発研究室へ異動。工事現場における作業システムの効率化を目指し、DXを推進中。
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Cさん 新潟本社 土木事業本部 土木部 工事課
2016年 新卒入社新潟県の道路・港湾建設のほか、石川県でJR北陸新幹線の橋脚建設などの現場を経験。2023年には育休を取得。
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Dさん 新潟本社 土木事業本部 土木部 工事課
2023年 新卒入社新潟市内での信濃川護岸工事を経て、現在は東名阪自動車道リニューアルに伴う高架橋改修工事に従事。
本間組らしさとは?
話しやすく、聞きやすい「人との距離の近さ」
Aさん
- 今、横浜本牧ふ頭のコンテナターミナル拡幅工事で施工管理を務めていますが、こうした大規模なプロジェクトでは、複数の企業が強みやノウハウを活かしてJV(特定建設工事共同企業体)を組むことが良くあります。今回は海洋土木系の3社JVですが、本間組らしさを意識するのは、JVを組んだときですね。
Cさん
- 確かに。当社は社員同士の距離感が近く、上司や先輩も何かと親身になってくれると感じます。以前、現場で自分がミスをしたとき、上司は怒るんじゃなくて、現場に飛んできて一緒に解決策を考えてくれたんです。あったかいなあと思いました。
Aさん
- 他に比べて「圧」が少ない(笑)。以前の現場で、他の企業の若手が「自分の上司には聞きにくくて」と私に質問してきたこともありました。
Dさん
- 任されたことが「わからない」となったら、上司や先輩に聞くしかないから、「話しやすい、聞きやすい、丁寧に教えてくれる」の3つは大事ですね!当社の先輩方、本当にありがたいです。
Bさん
- 私は協力業者さんから「本間組は真面目」と言われたことがあります。「どんな作業でも細かなところまできちんと打ち合わせをする」「協力業者の若手にも敬語で話してくれる」から、やる気になれるんだそうです。
Cさん
- そういう雰囲気が根付いているのは、ちょうど良い会社の規模だからかもしれないね。
Dさん
- 「ビッグカンパニーよりグッドカンパニー」ですね。「企業規模だけではなく、いい会社を目指す」インターンシップの時に聞いて、いいなと思いました。
忘れられない現場とは?
それぞれの「港湾施設・道路・河川整備・橋梁」
Bさん
- 入社2年目で経験した河川の移設です。新潟バイパスから万代エリア・古町エリアを結ぶ栗ノ木道路の改良事業の一つで、今後の工事で邪魔にならないよう、一時的な河川・水路を造る工事において、測量・工事写真撮影・安全管理を担当しました。「俺がつくった川なんだ!」という思いで、河川に打ち込まれた矢板のマーキングは他の人に譲らずに自分がやり抜きました。
Cさん
- 学生時代にインターンシップでその現場に行きました!
Bさん
- 同じ学校の後輩がインターンシップを経て本間組に入社してくれて嬉しかったです。でも、後輩が、のちの工事で、私の思い入れのある「あの矢板」を抜くことになるとは思いもしませんでした。あくまで一時的な水路だったので、仕方のないことなんですが(笑)。
Cさん
- 後輩である私の忘れられない工事は、「先輩の思い入れのある矢板を抜いた工事」ではなくて、北陸新幹線建設の現場です。橋脚の上に高架橋を作る工事で、当社が受注した一部分である500mを任されましたが、まだ測量もおぼつかない1年目。協力会社の担当者と2人で、毎日毎晩、登って降りて、行って帰ってを繰り返しました。4年後、完工した日に一人でレールの上を歩いた時の達成感は忘れられません。
Dさん
- 私は入社後の初現場が印象に残っています。新潟市内の信濃川左岸緑地の護岸改良で、クレーン付きの台船に乗り「海上工事はこう進めるんだ」と実感できたのがうれしくて。入社動機の一つが海洋土木だったので、日々の業務のひとつひとつを「おもしろいな!」と感じながら過ごすことが出来ました。
Aさん
- みんなとちょっと違う「忘れられない現場」ですが、私は東日本大震災後の災害復旧工事です。被害のあった構造物を撤去してから造り直すので、技術も時間も一般的な工事とは別物。震災復興の最中、一般の賃貸物件もほとんどない状況下で、工事に携わった社員はプレハブの宿舎で共同生活をするなど、生活環境も普段と違いました。そんな状況でも、地元の人と触れ合う中で「この人たちのために」という思いが生まれ、大船渡と久慈の港湾を復旧。厳しい仕事でしたが、大きなやりがいがありました。
本間組の「おすすめ」は?
仕事でもプライベートでも「希望を叶えられる」
Dさん
- 私の入社の決め手は、海洋土木と陸上土木の両方を経験して、技術者としての幅を広げること。同じように、海洋土木に興味のある人に当社はおすすめです。新潟県には海も川もあるから、貢献できることも多いはず!
Bさん
- そうそう、海洋土木をやっている建設会社は、いろいろな技術を学べるのでおすすめです。海の知識は入社してから身につけました。用語や技術はもちろん、気象についても覚え、天気図も読めるようになりましたが、ただ船酔いだけは今も克服できていません…。
Aさん
- 東京支店では、若手ワーキンググループのミーティングかな。リモートで月1回、若手社員が話し合う場で、「業務を効率よく進められないか」「JVでやっていることを当社で出来ないか」などの声を受けて、現場業務を効率化するためのバックオフィスチームを立ち上げました。そもそも当社は話しやすい環境ですが、加えて、話せる場を作ろうという姿勢がありますね。
Cさん
- 休みやすい環境もおすすめポイントです。私は二人目の子どもが生まれたとき1カ月の育休を取りましたが、上司も現場の同僚も、休む間と復帰後について一緒に考えてくれたので心置きなく、家族との時間を過ごせました。
Bさん
- そう、当社は休みやすい!うちの子どもは7歳と3歳。当社は土日休みですが、小学校や幼稚園の行事があれば平日も休んで、確実に参加しています。
Aさん
- うちも7歳と3歳、子どもとの時間は大事ですよね。今、7歳の息子が入っている野球少年団のコーチを務めているので、休日はそちらに集中。現場もしっかり土日休みなので、プライベートの計画が立てやすく、家族も喜んでいます。