目には見えない仕事も、
必ず人の役に立っている
土木事業本部 土木部 工事課
2022年 | 新卒入社
※記事内の情報は2025年2月の取材時点のものです。
キャリアパス
- 1年目
- 新潟県内 トンネル補修工事 安全管理(書類整理)、測量管理、写真撮影、写真整理
- 2年目
- 愛知県内 港湾施設護岸築造工事 安全管理(書類整理)、測量管理、写真撮影、写真整理、現場管理、検査書類作成、施工計画 新潟県内 浚渫工事 安全管理(書類整理)、測量管理、写真撮影、写真整理、現場管理、検査書類作成、施工計画
- 3年目
- 東京都内 港湾施設護岸洒水工事 安全管理(書類整理、資材手配)、測量管理、写真撮影、写真整理、現場管理、検査書類作成、施工計画、他業者調整
- 本間組を選んだ理由を教えてください。
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インフラ整備や災害に強いまちづくりで、地域に貢献したい
小さい頃に中越地震で家が全壊し、避難生活を経験しました。この経験から、インフラ整備や災害に強いまちづくりを通じて、地域に貢献したいと思うようになり、中学校を卒業後は高専に進学。構造工学や都市工学を学びました。
その後、就職を考える中で、本間組が北陸の港湾工事を数多く手がけていることを知り、興味を持ちました。災害に強いインフラ整備には港湾工事も重要な役割を果たしており、他社と比べても、この分野で地域に貢献できる点に魅力を感じました。
また、社員を大切にする社風にも強く惹かれました。就職活動の当時、一般的な就活時期とずれていた私のために、1対1で会社説明会を開いてくれたことや、転勤が多い業界の中でも本務地の希望を考慮してくれることなど、社員への配慮を実感する場面が多くありました。
- Q2 現在の仕事内容と、やりがいを感じる瞬間を教えてください。
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協力会社や職人さんと試行錯誤を重ねる
現在、東京都の廃棄物最終処分場建設プロジェクトの一環として、埋立内容物が護岸内から海に流れ出ないよう護岸の遮水性を高める工事を担当しています。3人で現場を管理しており、私は協力業者の方の安全管理や施工記録の撮影を任されています。完成物の多くが海中にあるため、目視での確認が難しい部分もあります。そのため、記録漏れがないよう撮影計画を綿密に立て、環境整備を徹底し、第三者が工事記録を見た際に、適切な施工が行われたことが明確に伝わるよう、工夫を重ねています。
また、仕事を効率的に進めるため、上司から依頼された仕事や急な業務には優先的に取り組むよう心がけています。自分がもともと抱えている業務は、作業時間や進め方を把握していますが、新しく依頼された業務は、実際に取り掛かってみないと時間の見通しが立たないことも多いです。そのため、先に対応することで、チーム全体の仕事が円滑に進むよう努めています。
日々の業務の中で最も達成感があるのは、一作業日あたりの施工ノルマを完了したときです。現場では予期せぬトラブルが発生し、余裕を持って達成できるはずのノルマが遠のくこともあれば、逆に予定より早く進むこともあります。そうした状況の中で、イレギュラーな事態にも冷静に対応し、予定通り工程を進められたときには、大きな喜びがあります。
さらに、協力会社や職人さんと何度も話し合い、試行錯誤を重ねながら施工を進め、工事を完遂できたときの喜びは格別です。目の前に完成した構造物を見た瞬間、「自分が指揮をとって完成させた」という実感が湧き、充実感と自信につながります。
- 印象に残っているエピソードを教えてください
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気象や海象、あらゆる状況に備える計画力が重要
複数の会社が技術を持ち寄り、前例の少ない施工方法に挑戦した現場は、今でも印象に残っています。施工開始までには多くの課題があり、各社の調整に苦戦しましたが、協力会社同士の連携を深めるために何度も打ち合わせを重ねました。また、各社の技術を理解するために勉強しながら、自ら先頭に立って調整を進めました。その結果、それぞれの会社が持つ技術やノウハウを適切に活かしながら役割を分担し、工程通りに施工を進めることができました。
また、新潟港での浚渫(しゅんせつ)作業での経験も印象深いです。川底の土砂を取り除き、船舶が安全に航行できるようにする「浚渫」の作業は、完成後も目に見える変化が少なく、その現場も、成果を実感しやすい工事ではありませんでした。ところが、新潟港発着のフェリー利用者の方から感謝の言葉をいただいたことがありました。どの工事も必ず人の役に立っているのだと感慨深く、励みになりました。
海洋土木の現場では、計画力がとても重要だと感じます。気象や海象の影響を受けやすいからこそ、状況を予測し、事前に万全な準備を整えることが欠かせません。進捗を俯瞰しながら冷静に完工を見据え、着実に準備を進める先輩方の姿を見て、私自身も少しずつ計画力が身についてきたと感じています。
- 本間組での成長と今後の目標について教えてください。
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働きやすい職場環境を作っていきたい
入社1年目は主に安全管理を担当しました。翌日の作業内容のまとめ、就労人員の集計、書類のファイリングなどを行いながら、現場運営を見て学びました。その後、複数の現場で指揮を執る経験をしたことで、工程管理や施工計画を担当させてもらえるようになりました。
作業船を用いた工事では、最初は船の前後左右すら分からず、船員さんとの打ち合わせに苦労しました。しかし、船員さんの作業を見て学び、複数工事を経験するうちに、作業船の動きのパターンが分かるようになりました。他の現場にも通用する経験・知識を得られ、スキルアップができました。
現在の目標は、仕事と私生活をどちらも充実させることです。私たち若手は、働き方改革の最前線にいる世代だと感じています。これから入社する人が、今以上に働きやすさを実感できるよう、職場環境を良くしていきたいと考えています。そのために、チーム内でタスクを共有し業務の平準化を進めるなど、まずは小さなことから意識づくりをしています。
ある一日のスケジュール
- 8:00
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朝礼・現場巡視
朝礼で司会をし、留意すべき点を指示したり、今日の施工について具体的に話をします。 現場巡視では、協力業者の方が危険な行動をとっていないか見たり、施工の記録上必要な写真の撮影を行います。 - 12:00
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昼休憩
現場ではみな好きな場所で各自用意した昼食をとり、仮眠をとったりしています。 - 13:00
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現場巡視
翌作業日の確認を協力会社と行い、日々の管理書類を作成します。 - 16:00
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作業終了・施工打ち合わせ
各協力会社と施工について打ち合わせを行います。 - 17:00~18:00
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書類作成・整理・退社
近日中の作業に関する資料作成や、日々の施工管理資料の整理を終えたタイミングで退社します。
オフタイムの過ごし方
オフの日は、知人と会ったり外出して新しい経験をしたりと、アクティブに活動してリフレッシュしています。できるだけ仕事とは違う過ごし方をすることで、メリハリがついて仕事に集中できます。
趣味は料理で、「今日の夕飯は何にしよう」といった話題で先輩や協力会社さんと会話が弾むことがあります。上司や先輩に料理を振る舞って喜んでもらえたこともありました。
また、旅行も好きで全国各地を巡っており、協力会社さんとおすすめの観光地の話をすることで、自然と打ち解けることもあります。良い体験は人との距離を縮め、結果的に良い仕事につながるものだと感じます。