ICT技術を活用し、
現場の生産性向上を支援する

土木事業本部 技術部 技術企画課
2015年 | 新卒入社

civil engineering

※記事内の情報は2025年2月の取材時点のものです。

キャリアパス

1年目
福井県内 港湾施設離岸堤築造工事 安全管理、写真管理、測量、職長との連絡調整、書類作成
1~2年目
新潟県内 橋台護岸工事 担当業務:安全管理、写真管理、測量、墨出し、職長との連絡調整、書類作成
2年目
新潟県内 高速道路橋梁補修工事 担当業務:安全管理、写真管理、職長との連絡調整、書類作成
3年目
長崎県内 新幹線高架橋他工事 担当業務:安全管理、写真管理、測量、墨出し、職長との連絡調整、書類作成
4年目
大阪府内 港湾施設堤防工事 担当業務:安全管理、写真管理、測量、墨出し、職長との連絡調整、書類作成
5~6年目
石川県内 新幹線橋梁工事 安全管理、写真管理、測量、墨出し、職長との連絡調整、書類作成
7~9年目
外部団体にて知識習得 発注者や協力業者を含めた全体のマネジメント、委員会運営、書類・報告書作成
10年目
土木事業本部 技術部 技術企画課 3Dモデル作成、設計図書の照査、設計計算書の作成、ドローン撮影・点群処理
本間組を選んだ理由を教えてください。

本州日本海側唯一の「マリコン」である点に強みを感じた

就職活動では、発注者・設計者・施工者など様々な選択肢がありましたが、学生の頃からものづくりに興味があったため、迷わずゼネコンを志望しました。その中でも本間組に入社を決めた理由は、大きく二つあります。

一つ目は、会社説明会などで社員の方と接する中で、温かく親しみやすい雰囲気が印象に残ったことです。人とのつながりや信頼関係を大切にしたい自分にとって、この社風はとても魅力的でした。

二つ目は、高い技術力を持った地元企業であることです。もともと新潟県のインフラ整備に貢献したいという思いがあり、県内企業を就職先の候補にしていました。その中でも、本間組は、本州日本海側で唯一の「マリコン(マリンコントラクター)」という大きな強みを持っている点に惹かれました。

さらに、施工実績を調べる中で、県内だけでなく羽田空港など全国各地の工事にも携わっていることを知りました。保有技術や保有船舶も多く、他のゼネコンにも劣らない高い技術力・競争力を持つ会社だと考え、入社を決めました。

現在の仕事内容と、やりがいを感じる瞬間を教えてください。

現場の支援業務を通じて、工事に携わる

主に現場を支援する業務を担当しています。国土交通省の方針である「i-Construction2.0」(建設現場のオートメーション化)に対応するため、ドローンをはじめとしたICT技術を活用し、工事目的物を3次元モデルで作成することで、現場の生産性向上を支援しています。これにより、作業の効率化や精度向上を図り、現場の負担を軽減することが私の役割です。

業務を進める上で特に大切にしているのは、多角的な視点で成果物を見直すことです。誤った成果物が現場で使用されれば、お客様や職員、協力業者の方に迷惑をかけるだけでなく、人命にも関わる重大な問題につながる可能性があります。そのため、常に高い責任感を持ち、慎重に業務に取り組んでいます。

やりがいを感じるのは、現場の職員と連携しながら仕事を進めているときです。私自身、実際に現場にいるわけではありませんが、支援業務を通じて工事の効率や精度を向上させられた時は、チームの一員として現場に貢献できたことを実感します。また、3次元モデルの作成には手間がかかるため、完成したときには大きな達成感があります。

本間組で働く魅力は、幅広い経験を積めることです。私は入社1〜6年目まで全国各地で施工管理の仕事を経験しました。転勤にネガティブな印象を持つ方もいるかもしれませんが、新しい土地の文化や食を楽しむことができるので、楽しかった思い出しかありません。現在は本社に勤務しており、新潟まつりの大民謡流しに会社で参加するなど、地域に根ざした企業で働いていることを実感できる点にも満足しています。

印象に残っているエピソードを教えてください

問題が起きたときの対応力が、周囲からの信頼につながる

自分の携わった酒田港の岸壁撤去工事の様子が、NHKの「解体キングダム」で放送されたことはとても思い出に残っています。嬉しさと同時に、改めて責任の重さを感じた出来事でした。この工事では、ブロックを撤去するためのアンカー筋や吊金具の材料を選定する業務に携わりました。材料の選定は、スペックが高すぎるとコストがかさみ、低すぎると強度不足で事故につながる可能性があります。必要十分な規格となるよう慎重に設計を行い、プロジェクトに貢献しました。

また、エピソードではないのですが、いつも肝に銘じている上司の言葉があります。「日常業務をそつなくこなすのは当たり前。問題が起きたときどれだけ迅速に対応できるかで、信頼される人かどうかが試される」。この言葉を胸に、どんな状況でも的確に行動できるよう意識しながら仕事に取り組んでいます。

本間組での成長と今後の目標について教えてください。

一つとして同じ工事はない

入社後から6年目までは、全国各地の現場で施工管理業務に携わりました。工種が異なれば工事も全く別物で、現場の条件が異なればやり方も大きく変わります。そのため、毎回新鮮な気持ちで楽しく取り組むことができました。7年目から9年目には、工事の上流工程である調査・研究業務を行う組織で学ぶ機会がありました。ここで、工事が発注されるまでにどのような検討や計画が行われ、設計を経ているのかという一連の流れを知ることができました。さらに同業他社の職員や先生方と出会えたことが、今後の私の仕事に活きると感じています。10年目の現在は新たな部署に配属され、初心を忘れずに仕事に向き合っています。

また、今後は資格の取得にも力を入れていきたいです。所定の資格があれば工事の加点対象となるだけでなく、自分が学んできたことの証明にもなります。研鑽を重ね、よりレベルの高い技術者を目指していきたいです。

就活生へのメッセージ

仕事の流れや会社の雰囲気など、企業理解が重要です

ゼネコンの総合職では施工管理を担当することがほとんどで、業務内容は大手も中小も大きく変わりません。だからこそ、施工以外の部分に注目し、自分に合った会社を選ぶことが大切です。

入社後に「理想と現実のギャップ」を感じて転職すると、新卒で働いている社員に後れを取る可能性がありもったいないと思います。それを防ぐためには、企業研究やインターンシップで、仕事の流れや会社の雰囲気を知っておくことが重要です。本間組でも1日〜1週間程度のインターンシップを通年で実施しているので、ぜひ参加してみてください。

土木の仕事は、現場での経験を積みながら技術を磨いていくことが求められます。土木系の学部で学んだ人もそうでない人も、結局は実務を経験する上で新たに学ぶことがほとんどです。よって、求められるスキルは「意欲的であること」と「人の意見を真摯に聞けること」だと思います。それさえあれば、最初に専門知識がなくても成長していけます。一緒に学びながら、土木の仕事を楽しんでいきましょう!

ある一日のスケジュール

8:30
朝礼・ラジオ体操
デスクワークで体が凝り固まらないよう真面目に体操します。
8:45
メール・スケジュール確認
メールや直近のスケジュールを確認します。
9:00
現場支援業務
担当現場のデータを確認し動向を把握するとともに、必要なデータを作成します。
12:00
昼食
持参した弁当をチンして食べます。
13:00
現場支援業務
3Dモデル作成など。
17:00
メール・スケジュール確認
明日の予定を把握し、抜けがないように準備します。
18:00
退社

オフタイムの過ごし方

休日はサウナで「整う」のがマイブームです。時間に余裕があるときは、温泉旅館(もちろんサウナ付き)に泊まりにいくことも。おいしい料理と温泉があれば充電完了です。

また、学生時代にサッカー部だったこともあり、今も時々フットサルを楽しんでいます。特に東京都に出向していた際は、 週に1回程度「個サル」(個人で参加できるフットサル)に参加していました。運動不足の解消になっただけでなく、今でも連絡を取り合う仲間と出会うことができました。

転勤先では旅行をすることが多く、どのルートや乗り物を使うか、食事はどこで取るか、混んでいた場合の代替案などを考えるようになりました。もともとあまり事前に考えるタイプではなかったのですが、 旅行を通じて事前計画の習慣が身に付きました。これは、仕事現場で重要な段取りに役立っていると思います。