チームで課題に向き合い、
建物を創り上げる
建築事業本部 建築部 工事課
2005年 | 新卒入社
※記事内の情報は2025年2月の取材時点のものです。
キャリアパス
- 1~4年目
- 新潟県内 鉄骨造新築工事×2件、RC造新築工事×2件 安全管理、工事写真撮影、仮設工事担当
- 5~6年目
- 東京都内 高速道路上構造物新築工事 新築工事の施工管理全般
- 6~7年目
- 新潟県内 インフォメーションセンター新築工事 躯体、内装、外装工事担当、工程作成、施工計画立案、設計者との打ち合わせ
- 8~10年目
- 新潟県内 事務所ビル新築工事 鉄筋、鉄骨工事、CFT、ACW、19・20階内装工事担当
- 10~14年目
- 東京都内 共同住宅新築工事×3件 躯体、内装、外装、外構工事担当、発注者、設計者との打ち合わせ、施工図作成、工程管理、各種検査対応
- 15年目
- 東京都内 研究所新築工事 安全、品質、工程、コスト管理、発注者、設計者との打ち合わせ、各種検査対応
- 16~17年目
- 東京都内 共同住宅新築工事 安全、品質、工程、コスト管理、発注者、設計者との打ち合わせ、施工図作成、各種検査対応
- 18年目
- 新潟県内 食品製造工場新築工事 安全、品質、工程、コスト管理、発注者、設計者との打ち合わせ、施工図作成、各種検査対応
- 19年目
- 新潟県内 防災施設新築工事 安全、品質、工程、コスト管理、発注者、設計者との打ち合わせ
- 本間組を選んだ理由を教えてください。
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礼儀正しく真摯な社員の姿と、高い技術力が入社の決め手に
社員の「礼儀正しく真摯」な姿に惹かれました。就職活動で初めて本社を訪問した際、私はがちがちに緊張していたのですが、正面玄関の自動ドアが開いた瞬間、そんな私を受付の方が、背筋の通ったお辞儀と明るくはっきりとした声で迎え入れてくれました。その後に接した採用担当者はじめ先輩社員の方々も皆、礼儀正しく真摯、かつ話しやすい雰囲気で対応してくれました。現在このような雰囲気は変わりません。
また、技術力の高さも入社の決め手の一つでした。学生時代、本間組の建築現場をたくさん見学したのですが、特に印象に残っているのは葛塚中学校体育館の新築工事です。楕円形のオーバーハングした形状を木造で組み上げていく高度な技術には感銘を受けました。他にも遊水館新築や歴史博物館新築など、難しい工事が工期内に着実に完成していく様子は圧巻で、本間組の技術力の高さを実感しました。
- 現在の仕事内容と、やりがいを感じる瞬間を教えてください。
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毎日3回の巡視で、高い品質を確保する
私は現在、防災センター新築工事の現場代理人および監理技術者として、施工における安全・品質・工程・環境・コスト管理を統括しています。お客様や設計者のニーズを汲み取りながら、プロジェクトメンバーや専門工事業者と協力して建物を創り上げています。
現場では、高い品質を実現するために、毎日3回の巡視を行い、不具合を指摘します。次の巡視の際に改善されているのを見ると、関係者の努力に感謝するとともに、自分の仕事の成果を実感します。
このように、建築施工管理は課題と解決の連続ですが、 それをチームで成し遂げることができる点は本間組の魅力だと思います。また、完成後には自分が携わった成果が目に見える形で残るため、誇らしい気持ちになります。
これらの仕事を進める上では、積極的なコミュニケーションを大切にしています。建築工事は多くの関係者が携わるため、良好な関係を築き、働きやすい環境をつくることが重要です。職場環境が整えば、チーム全員が120%の力を発揮でき、工事の品質や効率の向上につながると考えています。また、効率的に仕事を進めるために、日々・週間・月間のTODOリストを作成し、自己管理を徹底しています。長期的な視点で期限を定めることで、業務の負担が偏らないようバランスをとりながら進めています。
- 印象に残っているエピソードを教えてください
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様々な条件の中で、現場ごとの最適解を導く
以前、現場所長として担当した都内のマンション新築工事は、とても印象に残っています。限られた敷地での施工は、立地条件や工程の厳しさなど多くの課題がありました。しかし、施工方法や工程管理に様々な工夫を凝らしたことで、4週8閉所(4週間あたり8日の休工日を確保)を実現しながら、鉄筋コンクリート造の地上15階建てマンションを無事に完成させることができました。最終的にはお客様にもご満足いただける高品質な建物を提供でき、大きな達成感を得られました。
また、インフォメーションセンターの新築工事も非常に印象深い経験でした。この建物は、中心点の異なる多数の楕円形を組み合わせた独特なデザインの鉄筋コンクリート造で、施工の難易度が非常に高いものでした。現場では、設計図だけでは伝わりにくい複雑な形状をいかに実現するかを考え、鉄筋の配置や型枠の組み方に多くの工夫を重ねた結果、無事に竣工を迎えることができました。今でも、市民の集う場所となっていることは、私の誇りです。
入社7年目には、超高層のオフィスビルの建設に携わり、建物の骨組みとなる鉄骨の組み立てと、鋼管の中にコンクリートを流し込んで強度を高める工事を担当しました。建物の一部が外側に突き出していたため、自重で傾いてしまう可能性がありました。これまで経験したことのない難題でしたが、工程と重量のバランスを慎重に検討しながら進めることで、無事に竣工を迎えることができました。この経験から、困難な状況でも積極的にチャレンジし、解決策を見出すことの大切さを学びました。
- 本間組での成長と今後の目標について教えてください。
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チームの能力を最大限に引き出す
入社後、本社での1カ月間の研修を経て、配属先の現場では工事写真業務を担当しました。各工種の工法や許容値について、上司や専門業者の方々から丁寧に教えてもらいながら、実務を通じて知識を習得しました。
6年目以降は、次席または現場代理人として施工管理全般を担当しています。担当工事だけでなく、以前携わった工事の発注者や設計者など関係者から品質や施工計画に関する問い合わせを受けることもあります。その際、最善の改善策を提案できたときには、これまでの経験が活かされていることを実感します。
現在、建設業界に限らず社会全体で働き方改革が進められています。そのため、従事者の心身の健康を守りながら、限られた時間を有効に活用し、成果を最大限に引き出すことが重要だと考えています。今後は、チーム全体の士気を高め、全員が120%の力を発揮できるようなマネジメント力を身につけていきたいです。
ある一日のスケジュール
- 8:00
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出勤
朝礼の準備を行います。 - 8:10
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朝礼・現場巡視
専門業者KYMに立会い、安全や品質に関する指導や確認を行います。 - 10:00
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各種連絡伝達、打ち合わせ
今後の施工計画を関係者に伝達します。 - 11:45
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連絡調整会議
現場に従事する職長と翌作業日以降に関する打ち合わせを行います。 - 12:00
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昼休憩
食事+仮眠で午後の活力を蓄えます。 - 13:00
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現場巡視
安全、品質、工程に関するチェックを行います。 - 14:00
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専門業者との打ち合わせ
施工計画の立案、図面に関する打ち合わせを行います。 - 15:00
- 施工計画立案、施工図チェック
- 16:00
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所内打ち合わせ
部下からの相談受付や業務伝達を行います。 - 16:45
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現場巡視
現場の戸締りを行います。 - 17:00
- 業務終了し退勤
オフタイムの過ごし方
新潟勤務に戻ってからは、家族と過ごす時間が増え、子どものコンサート観覧やテニス大会の応援を楽しみにしています。近くの海に行ったりスポーツをしたりする時間も増え、仕事だけでなく休日も元気に過ごしています。
最近の趣味は、自宅で美味しいコーヒーを淹れることです。水や豆の種類、焙煎度合い、挽き方など奥が深く、職場の後輩にいろいろ教わりながら楽しんでいます。
また、以前は年に一度、登山をしていました。仲間と協力しながら山を登り、山頂からの雄大な景色を眺めることで、小さな課題に悩む自分を見つめ直す良い機会となっていました。これからもリフレッシュの時間を大切にしていきたいです。