ソイルクリーンシステム

土壌汚染・水質対策、環境 陸上土木技術、海洋土木技術

汚染土壌を無害化し再資源化する工法

「ソックス工法(ソイルクリーンシステム)」は、ダイオキシン類や重金属類を含む汚染底質・土壌を安全かつ効率的に除去・無害化し、リサイクル材として再利用する総合処理技術です。現場条件や汚染レベルに応じて最適な処理工程を組み合わせることで、焼成や不溶化、造粒まで一貫して対応。環境と健康へのリスクを抑えつつ、土木材料への再資源化を実現します。

メリット

  • 有害物質を含む土壌・底質を効率的に除去・処理
  • ダイオキシン類を熱分解し無害化
  • 重金属類を不溶化し封じ込め可能
  • 汚染物質の濃度や特性に応じて処理工程を柔軟に構成
  • 処理後は埋め戻し材・覆土材などとして再利用可能

技術詳細

有害物質を含む底質・土壌を安全かつ効率的に除去・無害化

底質汚染や土壌汚染の問題は、自然・環境に重大な影響を与えるだけでなく、私達の健康面に対しても深刻な被害を与える環境問題の一つとして、大きく取上げられるようになりました。汚染された底質・土壌の除去や浄化の社会的ニーズは、今後一層高くなると考えられます。
そこで、HONMAはダイオキシン類および重金属類を含んだ底質・土壌の無害化処理技術「ソイルクリーンシステム(ソックス工法)」を提案します。
本システムは、有害物質を含む底質・土壌を安全かつ効率的に除去・無害化し、リサイクルを行う”トータル処理システム”です。
底質・土壌除去の現場条件やリサイクルの用途に応じ、システムフローに示したそれぞれの技術を、最適に組合せて運用します。

システムフロー

工法の特長

  • 底質・土壌の除去では、汚染濃度や除去厚に応じて、環境に影響の少ない除去方法を採用します。
  • ダイオキシン類の付着が少ない砂分を事前に除去し、脱水処理を行うことにより、効率的・経済的な処理を行います。
  • 焼成することにより、底質・土壌に含まれるダイオキシン類を熱分解します。 また特殊二次燃焼装置により、排ガス中のダイオキシン類も完全燃焼します。
  • 不溶化剤を添加することで、重金属類を不溶化し、封じ込めを行います。
  • 造粒処理を行うことで、土木材料として幅広い利用が可能です。

ダイオキシン無害化処理事例

ダイオキシン濃度
処理前 処理後
9600pg-TEQ/g 0.14pg-TEQ/g
300pg/g 0.13pg/g
950pg-TEQ/g 0.094pg-TEQ/g

リサイクル品使用例

埋め戻し材・路床・覆土材・裏込め材等

工法・技術に関するお問い合わせ

株式会社本間組土木事業本部 技術部 TEL : 025-229-8440 FAX : 025-223-5040

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