静的圧入締固め工法(CPG工法)
液状化対策 陸上土木技術、海洋土木技術
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無振動・低騒音で施工可能な液状化対策工法
「静的圧入締固め工法(CPG工法)」は、流動性の低いモルタルを振動や衝撃を加えずに静的に地盤へ圧入し、固結体の造成と周辺地盤の締固めによって液状化を抑制する工法です。低騒音・無振動のため、既設構造物の近接部や上空制限のある現場でも施工可能。高い削孔能力と注入量の調整により、現場条件に応じた柔軟かつ経済的な地盤改良が可能です。
メリット
- 無振動・低騒音で既設構造物の近接施工が可能
- コンパクトな機材で屋内や狭小地でも対応可
- 地盤に固結体を形成し、液状化を抑止
- 土層ごとに改良率を調整し、経済的な設計が可
- 硬質な地盤を貫通できる高い削孔能力
技術概要
液状化を克服する静的圧入締固め工法
スランプ5cm以下のきわめて流動性の低いモルタルを、振動や衝撃を加えずに地盤に圧入することで地盤に固結体を造成し、周辺地盤の圧縮による密度の増大で液状化に対して安定した地盤とする工法です。
特徴
- 無振動・低騒音で静的に締固めができるので、地盤変位や構造物変位が少なく、既設構造物の直下・直近でも施工することができます。
- コンパクトな設備なので機動性が高く、移動式プラントによる施工もできます。上空制限や、建物内部等、多くの制約条件下においても対応可能です。
- 高い削孔能力により、対象地盤の上部に固い地盤が存在しても容易に貫通し、改良を行うことができます。
- 注入量の変更により土層毎に最適な改良率を選定できるので経済設計が可能です。
施工システム



定置式

車載式

- コンパクショングラウチング工法の改良原理


供用中の空港における施工事例
施工実績
- 東京国際空港B滑走路地盤改良等工事(その4) (平成13年) 国土交通省
- 東京国際空港A滑走路外地盤改良工事(その2) (平成17年) 国土交通省
- 新潟空港滑走路地盤改良工事 (平成21年) 国土交通省
- 新潟空港滑走路地盤改良工事 (平成22年) 国土交通省
工法・技術に関するお問い合わせ
株式会社本間組土木事業本部 技術部 TEL : 025-229-8440 FAX : 025-223-5040