函体自動注排水システム
ICT・情報化施工、港湾・海洋建設技術・浚渫技術 海洋土木技術
NETIS:HRK-220002-A、特許第7399907号
ケーソンの注排水を自動で制御
「函体自動注排水システム」は、ケーソン据付時の注排水作業を自動化する技術です。各マス内の水位や傾斜をパソコンでリアルタイムに把握し、ポンプを自動で制御。人による水位確認や操作を不要とし、安全性と作業効率を大幅に向上させます。補助ポンプの導入により、注水ロスを抑え、水平状態を保ったまま精度の高い据付を実現します。
メリット
- ケーソン上での水位計測が不要となり安全性が向上
- 注排水を自動制御し省人化・省力化を実現
- 補助ポンプによる水位調整で注水ロスを削減
- ケーソンの水平を保ち、据付精度が向上
- 現場状況を一元管理でき、作業の見える化に貢献
技術詳細
ケーソン据付時の注排水作業を自動化
ケーソンの姿勢と各マス内の水位差から注排水ポンプを自動制御するシステムです。
- システム管理画面
特徴
- マス内水位計測、傾斜情報取得、ポンプ制御はパソコン操作で一元管理でき、省人化につながります。
- ケーソン上での人による各マス内の水位計測およびポンプ ON/OFF 作業が不要となり安全性が向上します。
- 主注水ポンプに加え、水位差を調整する補助注水ポンプを採用しました。
- 主注水ポンプを停止させずに補助注水ポンプが水位の低いマスへ自動で加水するため、注水時間のロスが無くなります。
- 注水操作の自動制御により、ケーソンの水平状態を保持したまま据付が可能です。
- 現場での適用状況
施工実績
- 宮古港竜神崎地区防波堤(災害復旧)本体工事 国土交通省東北地方整備局
- 秋田港外港地区防波堤(第二南)築造工事 国土交通省東北地方整備局
工法・技術に関するお問い合わせ
株式会社本間組土木事業本部 技術部 TEL : 025-229-8440 FAX : 025-223-5040