「越後9000・ハイブリット給電システム」報道関係者向け見学会を行いました
2024年12月27日
水素燃料発電機を搭載、本格稼働を開始
本間組(社長:本間達郎)は12月25日(水)、環境配慮型中継ポンプ船「越後9000」が国内初となる「水素燃料発電機」を搭載し、国土交通省北陸信越運輸局から「水素燃料電池船の安全ガイドライン」に準拠した「水素を搭載した作業船」に認可されたとして報道関係者向け船内見学会を行いました。
当日は船内にてFC(燃料電池)モジュールを使用した「水素燃料発電機」を稼働させ、水素発電から蓄電池への切り替えを見学したり、ハイブリット給電システムの説明が行われました。
「越後9000」には大型リチウムイオン蓄電池が搭載されており、運転作業中のポンプ主機関の余剰電力を蓄え、夜間停泊中時の船内生活電力や照明設備の電源として使用しています。また「水素燃料発電機」は蓄電装置のバックアップとして機能し、電池残量が少なくなった場合に水素発電に切り替えるハイブリット給電システムを導入することで二酸化炭素(CO2)排出ゼロを実現することが可能となりました。蓄電池の容量は176kWhで、一般家庭の1日あたりの電力消費量約16日分に相当します。
本間組は、今後も脱炭素化に向けた取り組みを強化し、社会に貢献できるよう取り組んでまいります。
▲水素カードル(水素ボンベ20本)
▲FC(燃料電池)モジュールとFC制御盤
▲大型リチウムイオン蓄電池
▲見学会
▲報道関係者向け取材