
大水深基礎マウンド築造工法 重錘転圧式基礎マウンド均し工法
- 課題
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ICT・情報化施工
港湾・海洋建設技術・浚渫技術
- 技術
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土木
基礎マウンド均しの省力化、コスト縮減を図る機械均し工法
本工法は、高めに捨て込んでおいた捨石を、起重機船で吊り上げた重錘を自由落下させることにより締固め、 基礎マウンドを所定の高さに均すものです。 均し面の管理は、起重機船に設けたGPS装置により船体位置を求め、起重機の旋回角、 起伏角、吃水をセンサーにより計測し重錘の平面位置を決定します。 高さ管理は、船体に設置した自動追尾型の光波測角計により重錘の船体に対する相対高さを求め重錘の高さを管理します。
施工フロー

1.船位計測
- GPSにより船位の計測を行います。
- 船位誘導画面に従い、船体を均し位置に誘導します。
2.操船
- 船位計測結果に基づき所定の位置に操船係留します。
3.重錘位置計測
- ガイド枠を目安に重錘を概略位置にセットし、GPSと光波測角計により、均し前の重錘位置および高さを確認し、重錘の微調整を行います。
4.捨石均し
- 重錘を自由落下させ捨石均しを行います。
5.均し高さ計測
- 最終均しデータをGPSおよび光波測角計により計測し パソコンに取り込み施工管理データとして利用します。
6.転船
- クレーンの旋回半径内での一連の作業が終了したら、同様の方法により、作業船を移動させます。
特徴
- 重錘の自由落下により捨石の締固めを行うので、密で堅牢な捨石マウンドを形成することができます。
- 機械施工のため、水中作業時間に制限を受けずに効率的な施工ができます。
- 人力施工では難のある大水深・大量急速施工が容易にでき、省力化が図れます。
- 位置管理、施工管理をコンピュータ制御としているため、効率的施工が可能です。


施工実績
- 直江津港(港口地区)防波堤(沖)(その1)工事 国土交通省北陸地方整備局
- 直江津港(港口地区)沖防波堤築造工事(その1) 国土交通省北陸地方整備局
- 直江津港(港口地区)沖防波堤基礎工事(その4) 国土交通省北陸地方整備局
- 直江津港(港口地区)沖防波堤基礎工事 国土交通省北陸地方整備局
使用船舶
工法・技術に関するお問い合わせ
株式会社本間組 土木事業本部 技術部
FAX : 025-223-5040