水中三次元座標測量システム

ICT・情報化施工、港湾・海洋建設技術・浚渫技術 海洋土木技術

NETIS:HRK-160003-VE、特許第6407814号、Made in 新潟 シニア技術:27D2001

水中測量の効率化と安全性を両立

「水中三次元座標測量システム」は、RTK-GNSSや傾斜計を用いて海底や水底の位置と高さを正確に測定し、三次元座標で表示できる技術です。陸上からの誘導や潜水作業を減らし、水中測量の省力化・省人化を実現します。繰り返しのレッド測深作業や潮位補正も不要になり、安全性と作業効率が向上します。

メリット

  • 潜水士による水中作業が軽減され安全性が向上
  • 陸上からの誘導作業が不要で省人化を実現
  • 潮位補正が不要で効率的
  • 測量精度の向上により構造物の品質が向上
  • 目標座標への誘導が視覚的に把握でき効率的

技術詳細

土木工事、港湾工事における水中測量の省力化と安全性向上を図る技術

本技術は、RTK-GNSS、傾斜計およびポールで構成され、海底および水底の任意の平面位置、高さを精度良く求め三次元座標で表示することができるシステムです。

特徴

水中測量の省力化と安全性の確保

  • 陸上基準点の設標や陸上からの誘導作業が不要になり、測量の省人化、省力化を図ることができます。
  • 高さはGNSS及び傾斜計の情報から直接演算するため、繰り返し実施されるレッド測深作業が省略され、潜水士による水中作業が軽減されます。

水中測量の精度の確保

  • 水中基準点の精度向上により、構造物の出来形、品質の向上につながります。
  • 潮位補正作業が省略でき、ヒューマンエラーの要因を排除し確実性が向上します。
  • システム管理モニタに目標座標とポール下端との距離及び方向を直行グラフで表示することで、目標座標までの距離と方向を視覚的・数値的に把握し誘導することができます。

 

施工実績

  • 瀬波海岸26年災海岸災害復旧(2号堤その2)工事       新潟県
  • 新潟海岸金衛町第4号ヘッドランドその5他工事        国土交通省北陸地方整備局
  • 新潟港海岸(聖籠海岸地区)浸食対策第4号突堤その4工事    新潟県
  • 新潟港(西港地区)航路泊地付帯施設裏込工事(その2)      国土交通省北陸地方整備局

工法・技術に関するお問い合わせ

株式会社本間組土木事業本部 技術部 TEL : 025-229-8440 FAX : 025-223-5040

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