HONMA STORY

HONMA STORY 次世代につなげる

HONMAの未来のつくり方

街を創り、街を守る――時代が変わろうとも、本間組の姿勢は変わりません。
環境の変化を捉え、社会ニーズの一歩先を読み、進化する技術や新工法に挑戦します。
豊富な施工実績に新技術を融合させ、これからも本間組の強みを活かしながら「明日の街づくり」に貢献していきます。

サステナブル社会の実現に向けて

地球温暖化が加速する中、東日本大震災直後の首都圏で起きた計画停電をきっかけに、省エネルギーのさらなる強化に加え、創エネルギー、蓄エネルギー技術への取り組みが課題となっています。

本間組の基本理念である「創ります。人と自然と文明の共存を。」には、よりよい環境を将来のこども達に引き継ぐ思いが込められています。当社はこれらの技術をしっかりとお客様に提供していきます。持続可能な社会の実現に向けて。

省エネ 毎日の生活の中で使っているエネルギーをムダなく上手に使い効率化を図ります。LED照明や壁材に断熱材を使用する等の方法があります。
創エネ 太陽光発電や自家発電などを利用して、エネルギーを作り出します。最も身近な方法が太陽光発電システムの導入です。
蓄エネ エネルギーを蓄えて活用します。電力を貯めておくことで、停電時の使用や深夜における低価格電力の使用が可能となります。

機能イメージ図

『安心・安全で環境に優しい医療を』-ZEBへの取り組み

今、エネルギー消費量の30%以上を占めるビルを省エネ・創エネ・蓄エネ技術で最適化し、エネルギー消費量「ゼロ」を目指すZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)が注目されています。

本間組は2018年、新潟南病院において全国的にも貴重なZEB仕様の病院建築に挑戦しました。「安全で質の高い医療を地域に提供する病院」を基本理念として、環境負荷の低減を実現。新潟では省エネの先駆け的存在となった病院建築の施工は、ZEBの普及に向けて貴重な経験となりました。

クリーンな社会を目指して

建物全体が高い省エネルギー性能を持ち、効率的な整備システムの採用により、快適でありながらエネルギー消費の低減を叶えるZEB。

本間組はこれまで培った施工実績を元に、省エネルギー等の最先端技術や各種ノウハウを付加し、クリーンな建物づくりを進めていきます。

技術革新がもたらす未来の可能性

建設業界における技術革新としてBIM(Building Information Modeling)やICT(Information and Communication Technology)が挙げられます。

BIMは、コンピューター上の3次元の建物モデルに、材料・性能・数量・コスト・管理状況など様々な情報を付加した建築物のデータベースを作成。それらを設計から施工・維持管理まで一貫して活用し、ワークフロー全体を通じて業務の効率化を図るものです。

もう一つのICTは、様々なデバイスを常にインターネットにつなげることで、情報伝達・共有を可能にする情報伝達技術です。建設業界では、位置情報などのデータなどを集約し、セミオート化が可能なICT重機も登場し、生産性向上に役立っています。

最新技術で未来を支える

本間組は、平成24年(2012年)のBIMソフト導入以降、企画設計や図面制作、環境分析、プレゼンテーションにその技術を活用しています。

同時に、ドローン測量や3次元レーザースキャン、ICT重機などICTとの連携を進めて、効率性と生産性を高め、お客様の様々なニーズに応えていきます。

UAV測量(ドローン測量)

ドローン測量により、敷地の起伏を少人数・短時間に把握します。

3次元レーザースキャン

点群データ(スキャンデータ)
※レーザー照射による点群データの描写で写真ではありません。

スキャナーから照射されたレーザーによって、対象物の空間位置情報を取得する計測です。既存建物を形状等の把握が容易なためストックメンテナンス等の活用が期待されています。

VRを活用したプレゼンテーション

VRによるイメージ画像

BIMデータ×VR(バーチャル・リアリティー)を活用したプレゼンテーションによりお客様に対する説得力が向上するとともに、設計者との意思疎通や合意がスムーズになります。

本間組は引き続き様々なアイテムの活用を検討し、建物のイメージをより身近に感じていただくとともに、業務の効率化を目指していきます。

ICT建機の活用

工事名:阿武隈川隈潟下流工区災害復旧工事(2018年1月竣工)

ICT建機とは、GNSS(グローバル衛星測位システム)による位置情報と3Dの設計データ、アーム制御システムにより、作業機操作のセミオート化を可能とした建設機械です。コントロールボックス(情報化施工専用モニタ)でそれらの管理情報を簡単に把握することができます。

本間組はICT油圧ショベルを保有し活用しています。引き続き生産性向上の更なる取り組みを推進していきます。

ICT活用工事

現在、国の施策により生産性向上を目的とし、土木工事における測量・出来形管理・各種記録等の各業務に対しICTの活用が積極的に推進されています。

本間組は国発注のICT活用工事を受注し、施工管理を通じてその効果や課題等について検証しました。

ICT浚渫工により、海底地形の現況を詳細に把握することが可能となり、法面浚渫の施工方向や段切の計画立案、海底管ルートの選定などに必要な情報を精度よく確実に得ることができます。

課題を乗り越え、さらなるチャレンジを

BIMやICTの活用には、膨大なデータ入力や周辺技術との連携調整が必要であり、現段階においては、費用対効果についての課題もありますが、生産性の向上やデータ管理の一元管理等において将来に向けて大いに期待できる技術と考えられます。

AR技術を用いた設計は、現実の背景にBIMを投影した景観シミュレーションを可能にし、BIMと土木分野における同様のデータベース化であるCIMの連携は、計画地盤と現況地盤の土量差異算出に効果を上げ、さらに、施工管理におけるBIMの活用は、床レベル管理の共有や施工計画全般に関わるシミュレーションへの応用を実現します。

本間組は、社会の要請や環境の変化を踏まえ、さらなるチャレンジを進めていきます。

挑み続けます。地域、そして日本の未来のために

地球温暖化や気候変動、多発する自然災害を背景に、多様化する社会の課題やニーズ、期待に応え、安心・安全で快適な街を創り、守り、次世代へ引き継ぐことが本間組の使命です。

その実現のため、常に先端技術に挑戦し、新しい発想で土木と建築の両分野で技術を進化させています。たとえ困難があっても、たゆまぬ努力と情熱で克服し、一歩一歩前へ。

これまでも、そしてこれからも、本間組の視線は未来を見据え、時代を牽引していきます。

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