トゥーリフレッシャーシステム
土壌汚染・水質対策、環境 陸上土木技術、海洋土木技術
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水辺環境を守る、浚渫土の再利用技術
「トゥーリフレッシャーシステム」は、汚泥を高濃度で効率的に浚渫し、資源として再利用する環境配慮型のシステムです。汚泥を拡散させずに浚渫・長距離圧送する「ウォーターリフレッシャー」と、浚渫土を連続的に固化・脱水処理する「マッドリフレッシャー」により、良質な埋立材・盛土材への再生が可能。騒音や振動、臭気も抑えた低環境負荷型の浚渫処理を実現します。
メリット
- 高含泥率(最大90%)の効率的な浚渫が可能
- 中継設備なしで最大10kmの長距離圧送が可能
- 異物を分離しつつ、砂質〜シルト質に対応
- 脱水・固化処理により資源として再利用できる
- 騒音・振動・臭気を抑えた安全・無公害な工法
- 可搬式で河川・湖沼・海域など様々な現場に対応
技術詳細
水辺環境の保全と資源の有効活用を図るシステム
本システムは、汚泥を拡散させることなく高濃度浚渫し、 中継設備なしで長距離圧送可能な『ウォ-タ- リフレッシャ-』と、浚渫土の土質改良を連続的に行い、 リサイクル材料として有効利用することのできる『マッド リフレッシャ-』から構成されています。
ウォーターリフレッシャー【高濃度浚渫・長距離圧送工法】

港湾・河川・湖沼の堆積泥土を拡散させずに高濃度浚渫(含泥率70~90%)ができます。 解泥装置内蔵密閉グラブバケットと台船に搭載した解泥装置により浚渫土の流動性を確保し、 高揚程ピストンポンプにより浚渫土の長距離圧送を行います。浚渫土中に混在する異物は選 別装置にて分離可能で砂質からシルト質までの広い土質に対応できます。
マッドリフレッシャー【MUDIX工法】

MUDIX工法は泥土浚渫装置の強制機械攪拌により、浚渫土を固化処理する工法です。主に「泥土処理装置」、「紛体改良供給装置」、「運転管理装置」から構成されます。
マッドリフレッシャー【機械脱水工法】

機械脱水工法は、湖沼や港湾で発生する浚渫土を機械脱水することにより、良質な埋立材や盛土材に改良し、有効活用するための土質改良工法です。圧送された浚渫土を、高圧フィルタープレスによって強制的に脱水することにより、低含水比・高強度の脱水土を得る事ができます。
また、ウォーターリフレッシャーにより、雑物の混入のない高濃度浚渫土が処理対象となるため、雑物除去や濃縮作業なしに効率的な脱水処理をすることができます。
特徴
- 油圧密閉グラブの採用により、浚渫時の汚濁拡散が少なく、高含泥率で効率的な浚渫が可能です。
- 高揚程式送泥ポンプの使用により、中継ポンプを用いることなく長距離(最大10km程度)圧送が可能です。
- 処理場、埋立地などでの余水処理設備が最小限ですみます。
- 喫水が小さいため、浅水域においてもスム-ズな稼働が可能です。
- ウォ-タ-リフレッシャ-全船は可搬方式のため、運搬が容易であり、河川・湖沼・海域などへの対応が可能です。
- 騒音・振動が少なく、防臭効果もある、安全・無公害工法です。
- ウォーターリフレッシャーI号
- ウォーターリフレッシャーII号
- ウォーターリフレッシャー III号
- MUDIX S100型
- フィルタープレス
施工実績
- 新潟鳥屋野潟河川環境整備工事 (平成2~4年) 新潟県
- 新潟西川河川河床掘削工事 (平成7~8年) 新潟県
- 新潟鳥屋野潟浚渫工事 (平成6~15年) 新潟県
工法・技術に関するお問い合わせ
株式会社本間組土木事業本部 技術部 TEL : 025-229-8440 FAX : 025-223-5040