CASBEE

環境 建築技術

CASBEEで評価する環境配慮型建築

CASBEEは建築物の環境性能を客観的に評価するシステムで、内部環境の品質・性能(Q)と外部への環境負荷(L)の両面から総合的に分析します。

HONMAのCASBEE評価員がサスティナブル建築の計画をサポートし、省エネや自然共生、再資源化など、環境と調和した建物づくりを推進します。

メリット

  • 客観的な環境性能の見える化-定量的な評価で建物の環境性能を明確化
  • コスト削減-省エネルギー設備の導入による長期的な運用コストの低減
  • 企業イメージの向上-環境配慮型建築による社会的評価・ブランド価値の向上
  • 快適な室内環境の実現-温熱環境の向上と執務効率・生産性・の改善
  • 地域環境との調和-地域の自然環境や景観との共生による持続可能な建築の実現

CASBEE(キャスビー)とは

CASBEE(キャスビー)[建築物総合環境性能評価システム]は大量の資源・エネルギーを消費・廃棄している建築分野において、サスティナブル建築を推進するための具体的な技術手段、政策手段の開発と普及を進めるため、最も実効性のある手法として開発された評価システムです。

CASBEEの客観的評価により、どれだけ環境にやさしい”サスティナブル建築”が設計できるかがわかります。

HONMAは、「CASBEE評価員」が”サスティナブル建築”の計画をお手伝いいたします。

評価項目

評価項目は、大きく分けて以下の2つの分野があります。

  1. 建築物の内部や敷地内における環境の品質・性能(Q:Quality)
    例えば、室温・換気などの室内環境や機能性、建築物の耐震性、緑化などに関するもの
  2. エネルギー消費をはじめとした建築物による外部への環境負荷(L:Loadings)に関するもの
    例えば、省エネルギー・省資源やヒートアイランド対策、フロン対策などに関するもの

事例紹介

株式会社 コラボ様

新潟県燕市小池上通4852番地5
平成17年6月竣工
鉄骨造2階建て
延べ床面積 502.12平方メートル(151.89坪)

地球環境に配慮し、地球環境と調和したエコ・ステーション «コラボ»

エコ・ステーション «コラボ» の新社屋に採用されている「エコ・ファクター」は全部で23項目になります。

エネルギー
省エネルギー
  • 2段ブラインドによる西日の制御
  • 立木による太陽光の制御
  • 昼光の積極的な利用(エコトップ・内倒し窓のライトシェルフ効果と斜め天井の採用)
  • OA機器集熱システムによる廃熱利用
  • 吹抜け部のサーキュレーター設置による熱の循環
  • 照明の省エネ(安定器のINV化、昼光センサーの採用、高効率Hfの採用)
  • 空調の省エネ(小型発電機を搭載したGHP、ファンのINV化)
  • 換気設備の省エネ(全熱交換器の採用)
  • 水廻りの省エネ(センサー〔発電ユニット搭載〕蛇口の採用、節水ゴマの利用)
自然エネルギーの活用
  • 太陽光発電パネルの採用
  • 自然採光の積極的な活用
  • 雨水の再利用(トイレの洗浄水)
  • 風力発電装置の採用
  • 自然通風の積極的な活用
エコロジー
生態系保全・地域共生
  • 隣接水路の自然環境維持(田螺、ザリガニ等の生息、「コラボ・ホタルプロジェクト」)
  • 西側景観(水田の広がりと弥彦山・角田山・国上山の景観)の確保
  • 新潟県産品の積極的利用(県産の杉、佐渡の竹炭、小国の和紙)
環境汚染防止
  • 床下の竹炭敷きこみによる調湿及びVOC対策
  • 自然素材を用いることによる良好な室内外環境の維持(柱型の天然木貼り・ソイルセラミックタイル貼りの土間・光触媒による自浄効果)
エミッション
再資源化・廃棄物削減
  • カキ殻景観舗装による廃棄物の再資源化及び削減
  • 再生砕石の採用
  • 再生アスファルトの採用
  • 再資源化を徹底したグリーン購入対象の什器・備品の採用
長寿命化
  • 将来の増築計画を配慮した計画

株式会社 コラボの建築物の環境性能効率 (BEE:Building Environmental Efficiency)

工法・技術に関するお問い合わせ

株式会社本間組建築事業本部 企画設計部 TEL : 025-229-8334 FAX : 025-222-6264

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