人と人とのつながりを大切にし、チームワークを発揮
会社や先輩からの厚いバックアップ体制
2001年4月入社
農学部 農業経済学科
本間組の支店総務部は、支店管轄内における総務・人事・経理・購買・現場事務・営業事務など本社では各部門が担当する事務系職種の業務を集約させたような役割をもっています。私は現在、東京支店の総務課長として課員の業務調整、書類のチェック、支店内または本社との部門間調整などのマネジメント業務が中心です。例えるとすれば、日々集まってくる情報や業務の「交通整理・誘導」をする役割を担っています。
就職活動の際は、地元である新潟県内企業での就職を希望し、新潟県内の様々な業界の会社説明会へ参加していました。企業研究を進めていくうちに「スケールの大きな会社で働きたい」、「新潟を中心に日本各地でいろいろな人と関わりながら仕事がしたい」と考えるようになりました。また、これまで建設業界とは縁もゆかりもない生活を送ってきたと思っていましたが、建設会社が社会インフラを整備してくれるおかげで日々の生活が便利で安全なものになっているということを、就職活動を通じて知ることができました。建設業界の数ある企業の中でも、会社説明会時に採用担当者から仕事のフィールドが全国であり、組織のチームワークを重要視している企業だと聞き、本間組を志望することに決めました。
入社して約20年。現在の東京支店で8部門目です。20代のころは2~3年のスパンで部門異動があり、様々な部門で色々な経験を積むことが出来ました。30代になると、より専門性や責任がある仕事が徐々に増えていきました。30代前半は給与・社会保険を含む労務管理に関する業務を担当し、関係法令を意識しながら社員がやりがいを感じる職場環境の実現を目標に業務に取り組んでいました。30代後半から40代にかけては購買部に配属となり、今までの社内関係者とのやりとり・調整から一転、社外の協力業者担当者との打合せがメインの業務となり、資材調達を通じて建設工事にかかわる多くの会社の方々とのやりとりを経験しました。現在の東京支店での業務の中でも、購買部の時に取引のあった会社に相談にのってもらうこともあり、これまで築いてきた「人」と「人」とのつながりを活かしながら現在の業務を行っています。
事務系社員のやりがいは色々な仕事を経験でき、社内外問わず色々な人と関わることができることです。若手時代には単に日々の業務を処理することで精一杯でしたが、経験を積むにつれ、一つの業務に対して法律・コスト・業務スピードなどの視点から、多面的な見方で仕事ができるようになります。時には予期せぬトラブルが発生することもあります。そんなときも慌てずに、臨機応変にスムーズに対応すること、より良い結果に結びつくような判断をすることが、私たちの腕の見せ所でもあります。そのためには専門的な知識と広い視野をもつ必要があり、今こうして活躍できているのは、これまでの部門異動を通して幅広い専門的な業務を実務として携わってきたからこそ、培われたものだと実感しています。
20代後半にある1社のグループ会社における事務業務を担当したことがありました。それまで経験したことのない、法人の税務申告などの業務に臨むことになったため、不安な気持ちが大きかったことを覚えています。そんな状況ではありましたが、私と同じように他のグループ会社を担当する先輩社員の方が日々連絡をとってくれ、細かなところまで相談にのってもらったり、会社が税務に関する社内研修会を開いてくれたりしたおかげで、何とか1年間の決算、税務申告、建設業法上の事業報告までをやり遂げることができました。自分自身の成長を感じたと同時に、会社や先輩からの厚いバックアップ体制があったからこそやり遂げることができたことに、「会社から守られている」、「成長させてもらっている」と強く感じた機会となりました。
初めてのスキームづくりや大きな仕事に目途がついた際、上司から「お疲れさま。あなたにやってもらって良かった」と言われ、それまでの苦労が報われる瞬間が度々ありました。その都度、自分自身の成長を感じるとともに、次の機会ではもっとよりよいものを仕上げるぞ!という意欲が湧いてきます。
現在は管理職となって部下を持ち、経験・知識を吸収する立場から、自分の経験・知識を部下に伝え、サポートし、部下を成長させることも大切な仕事の一つになりました。まだまだ自分で手を動かした方が早いと考え行動してしまいがちですが、私も今まで自分育ててくれた上司達のように、部下を見守りつつ更なる意欲を引き出せるようにそっと手を差し伸べられるよう成長したいと思います。
社外の取引先の方から、本間組には「紳士的な人が揃っている」と言われたことがあります。それは現場技術者、事務担当者など社員全員が人と人とのつながりを大切にし、工事の完成に向けてチームワークを発揮しているからだと思います。また、社員一人一人が自分で考え、アイデアを言い合える環境が本間組の大きな魅力のひとつだと感じています。
学生生活で皆さんは色々な物事に触れ、その都度考えたり、チャレンジしたり、様々な経験を積んできたと思います。そんな皆さんの考え方やアイデアはきっと社会人となって会社を発展させるための力となり、結果として個人のキャリアアップに繋がっていきます。そんな大きな可能性を秘めた皆さんと一緒に働く機会がくることを心より期待しています。
会社の先輩、同僚、後輩達との親睦ゴルフ。みんな優勝狙って練習に励んでいます。