建設現場を支えるブレインの役割、課題解決の専門集団
社内外から信頼される技術者を目指す
2010年4月 入社
建設工学課程 卒
当社が受注した土木工事の設計図面や詳細資料を元に、実際の現地状況や施工条件を確認し、設計との不一致が無いかを確認する「設計照査」や、施工上必要な土留や仮桟橋などの仮設構造物の構造計算・検討、現場担当者から上がってくる課題に対する「現場支援」を行っています。所属する技術企画課は、当社の土木施工技術のブレインと言える部署です。
父親が建設会社に勤めていて、重機を操り作業をしている姿を幼い頃から見てきました。実際に自分でも道路や橋、防波堤を作りたいと思い、ゼネコンの施工管理職を希望していました。就職活動の時期を迎え本間組の会社説明会に参加した時、「陸上工事と港湾工事の両方の工事に携わることができること」にまずは魅力に感じました。もう1点、説明会に参加していた先輩社員の方々、後の採用試験の面接官、採用担当と親切丁寧に対応してくれて「会社の雰囲気の良さ」が印象強い企業でした。私もこの環境の中で、人々の生活を守り社会に役立つ仕事をしたいと思い、本間組への入社を決めました。
工事の受注後、現場担当者や協力業者の意見を交え設計照査を行いますが、場合によって発注者に対して当社から設計提案を行います。設計・構造計算・提案資料の作成と、上司先輩からのアドバイスを受けながら仕事を進めます。提案にはゼネコンの設計提案として施工性や経済性が高い水準で求められ、ここがこの仕事の難しさでもあり、面白さでもあります。
例えば、河川内に橋脚を建設する工事で、設計照査を行ったところ仮設桟橋が当初図面のままでは施工困難なことが判明しました。併せて、地域住民の要望で「歩道の確保」も追加で求められたことがあります。上司先輩と連携を図りながら検討を重ね、結果的に施工上安全な仮設桟橋であることはもちろん、全体的に2~3mセットバックさせる工夫を凝らし、歩道の確保も実現することができました。施工管理としての経験や、河川内での橋脚工事を以前担当した経験がこの仕事で活かされたと思っています。
自分が計算や検討に携わった提案が発注者に採用されること。計画通り安全で円滑に工事が進むこと。この2点が仕事のやりがいです。施工管理の業務とは一味違った面白さがあります。自分が設計に携わった工種の施工をしている際には直接現場に足を運び、施工状況の確認や作業所長へのヒアリングを行います。「ここが少し…」「こうすれば良い」などの意見を現地で直接聞くことで自分のスキルアップに繋げるようにしています。こうした意見をもとに「更に次回はもっといいものを提案しよう」というモチベーションにも繋がります。
現場からも発注者からも信頼される技術者になることが目標です。この仕事の理想形は安全性・施工性・経済性に優れた設計や提案だと思っています。こういった仕事は当社と発注者にとって“Win-Win”の関係になり、信頼関係を生み出すことに繋がります。とは言うものの、現状は知識・経験不足のため上司・先輩からのアドバイスに助けられる場面が多く、日々勉強です。実際に現地で確認し、様々な視点からの意見を貰うことは自分の視野を広げることに繋がると思うので、継続していこうと思っています。理想形を追求し、社内外から信頼され、頼りにされるエンジニアを目指します。
様々な業界があり、多くの会社があります。就職活動中はたくさんの会社を訪問して、自分の目でその会社の社風や社員の働いている様子を確認することが、会社選びで重要な点になると思います。私は本間組を訪問した際、会社の雰囲気や、社員の方々がいきいきと働く姿を見て入社を決めました。「自分はこの会社でやっていけるだろうか」そういった不安を抱えていると思いますが、いい雰囲気とサポートの中で働ける環境が本間組にはあります。
休日は子供と公園に行ったり、ラーメンを食べに行ったりして家族との時間を過ごしながらリフレッシュしています。