「ものづくり」を通して生まれ育った新潟に貢献し
建設業で働く女性の指針となるような技術者になりたい

建築事業本部 建築部 工事課
藤原 吏沙

2021年4月 入社
生活科学部 環境デザイン学科 卒

私の仕事

現在は、新潟市内で工場の新築工事に携わっています。その中でも現在はコンクリート工事を主に担当しています。当工事には1日に80人以上の関係者が出入りし、現場の規模が大きく調整が大変なことも多々ありますが、日々新鮮で、いい刺激をもらいながら業務に取り組んでいます。

志望動機

大学時代は、建築やインテリアのデザインについて専門に学んでいました。自分の作品を学外のイベントに出展するほどものづくりが好きなこともあり、いつの間にか「ものづくりを通して、生まれ育った新潟県に貢献出来たら」と漠然と思うようになりました。
そんな中、大学3年生の時に本間組のインターンシップに参加しました。右も左もわからない状況でしたが、当時の現場所長や先輩が親切丁寧に工事概要や作業手順を教えてくださったことを受けて、「この会社でなら技術者として成長できる」と強く感じました。また、本間組が新潟県内のランドマークを多数施工している地域貢献性の高い企業だということもあり、迷うことなく第一志望となりました。ちなみに、インターンシップでお世話になっていた先輩とは、現在担当している工事で一緒に働いています。

仕事内容

現場では、職人さんが行うコンクリートの打設に立ち会い、品質確認や数量の調整を行っています。コンクリートは建物規模や構造により配合等が決定されますが、打設時期や外気温など、外部環境に応じて適宜調整が必要となります。狙った品質基準を満たすために、打ち込み速度や打設部位によりコンクリートの硬さを調節しなければなりません。実際に作業をする職人さんと打設手順や管理方法等を共有するために、打設計画書の作成や打ち合わせ資料の準備を事前に行うことが大切です。施工チームとして多くの人と情報の共有や作業内容の確認などコミュニケーションをとる機会が多いですが、仕事の話だけに限らず、世間話やプライベートの話をすることもあり、気持ちの切り替えになることも仕事の楽しみの一つになっています。

やりがい

正直なところ、まだ入社して間もないということもあり、先輩たちと比較すると自分にできることは限られます。だからこそ、細かいところに人一倍気を配っています。例えば、現場の整理整頓は安全作業の基本となるため、片付けの状態や資材の管理状況等を念入りに確認しています。また、コンクリート打設前にはスラブ上に不要物が残置していないかしっかり確認し、品質確保に努めています。先輩から「俺らが気付かなかったところにまで目を向けているなんて、流石だね」と言われたときに自分の仕事が役に立っていると実感することができました。

今後の目標

「困ったことがあったら、まずは藤原さんに聞こう!」と現場作業員の方から思われる技術者になりたいです。そのためには、質問されてもすぐに適切な回答ができるように、専門的な知識の引き出しを増やすことはもちろん、気軽に話しかけてもらえるよう、日頃からのコミュニケーションを大切にしています。
実際に建設業界に飛び込み感じたこととして、まだまだ女性技術者の数は男性に比べると少ないという現状があります。しかし、女性だから結果を残せないという環境はありません。今後も施工管理職としての経験を積み、いずれは新潟を代表するような建築物に携わりたいと考えていますし、自分が経験したことや知識を後輩や学生の方にしっかり伝えることで、建設業界で活躍する女性技術者が増えていってほしいと思っています。

学生へのメッセージ

建設業に関心のある学生の就職先は、ゼネコン、設計事務所、建設コンサルタント、ハウスメーカーなどがあり、幅広い選択肢があって迷うこともあるかと思います。そんな中、インターンシップをはじめとした会社訪問に積極的に参加し、自分に合った会社・職種を見つけることが、会社選びにおいては重要なポイントになると思います。
学校の授業だけではなく、部活やアルバイトなどといった学外の活動で得た能力は、社会人になってからの「自分の強み」として役立つ日がいつか必ず来ますので、興味・関心のあることに向かって積極的に行動してほしいと思います。

これまでの経歴

2021年
入社
新潟県胎内市で事務所建物の建設工事を担当
2022年
新潟市東区で工場兼事務所の新築工事を担当

私のある1日

7:30
出社
8:00
朝礼、現場内巡視、KY活動
9:00
現場の写真撮影
11:00
打合せ資料の作成
12:00
昼休み
13:00
昼礼、進捗確認、翌日作業打ち合わせ
14:00
現場巡視、現場の写真撮影
16:00
写真・書類の整理
17:00
現場の最終確認、戸締りと片付け
17:30
帰宅

OFFショット

亀の世話が仕事の息抜きになっています。将来的には、亀や爬虫類と一緒に住める家を自分で設計したいと思っています。