人と人との関わりの中で建物を作ることがやりがい
現場長として地域のランドマーク建築に携わりたい

建築事業本部 建築部 工事課
長谷川 圭太

2015年4月 入社
理工学部 建築学科卒

私の仕事

現在、私は新潟市内で公共施設の建設工事を担当しています。
地域の中枢を担う施設の建設に携わることにとても喜びを感じていますが、地域の方々の期待の大きさと同時に強い責任感も感じ、身の引き締まる思いです。施設職員の方や利用される市民の方々にとって、少しでも使い勝手が良く、喜んでいただける建物となるように日々業務に当たっています。

志望動機

幼いころよりものを作ることが好きで、小学生の頃は図工の授業が大好きでした。休み時間に入っても工作を続け、先生に注意されてしまうこともありました。中学高校へと進学しても、ものづくりへの関心は衰えず、将来の仕事として意識するようになりました。大学では建築系の学部に進み、広く建築について学びました。設計に関わる勉強もしていましたが、やはり実際に現場で建物を作ることに魅力を感じゼネコンを志しました。

本間組を知ったのは大学で開催された合同企業説明会でした。その際に話をしてくれた人事担当者の雰囲気から、人のつながりを大切にするあたたかみのある会社という印象を受けました。その後の個別説明会や、選考会で出会った社員の皆さんの対応からも、この環境なら成長できると感じ志望しました。

仕事内容

私は主に作業段取りや安全管理、工事写真の撮影などを担当しています。
入社して6年目に入り、徐々に任せられる仕事の範囲も広がり、複雑なものになってきていると感じています。建築工事は扱う金額がとても大きいことが一つの特徴だと思います。仕事の進め方次第で費用削減につながることもあれば、小さなミスによって莫大な金額が生じてしまう可能性もあります。何をするにも周到な準備を重ね、無駄の無い施工管理を意識しています。

特に現在担当している工事は竣工に近づき、仕上げの内装作業や細かな工種が錯綜している状況ですので、作業のバッティングなどが無いように、より緻密な段取りや業者間の調整が求められています。協力業者との打ち合わせを重ね、スムーズな現場管理を目指しています。

求められる能力

どんな仕事でもそうかと思いますが、コミュニケーションをとる力は重要だと思います。建設現場では幅広い年代のたくさんの人と協力しながら工事を進めていきますので、互いの意思疎通は欠かせません。作業をしていると、我々施工管理側の考えと実際に作業する協力業者の考えが異なることもあります。協力業者の方はその工種のプロですので専門知識を持っていますが、施工管理をしている我々としても全体を俯瞰し、工事全体をマネジメントする立場としての考えがあります。ですので、私はまずしっかりと相手の話を聞くことを意識しています。自分が考えていた方法と違っても効率的かつ安全であれば、取り入れることもありますし、安全面や品質面で譲れないポイントについては妥協せずに話し合います。綿密にコミュニケーションをとり、信頼のおける関係性を築くことで、互いに納得して気持ちよく仕事ができる雰囲気づくりを心がけています。

やりがい

工事が終了し、お客様に建物を引き渡す際に、一番やりがいを感じます。どんな工事も一筋縄ではいかず、さまざまな課題を解決しながら竣工を迎えます。無事に建物が完成し、引き渡した際には何事にも代えがたい達成感を感じます。また、工事終了後しばらくして担当した現場を通りかかることがありますが、誇らしい気持ちと同時に当時の苦労や思い出がよみがえり感慨深いものがあります。

たくさんの人との関わり合いの中で、一つの建物を作り上げるという点も建設業の大きな魅力です。とても思い出深い出来事があります。入社3年目でしたが、私の段取りと指示が悪く、その日にやらなければならない重要な作業が進んでいないということがありました。そのままではその後の様々な作業に影響し、大きな遅れが出てしまう状況でした。夕方になり、本来であれば作業終了の時刻でしたが、困り果てた私に気づいた作業員の方が集まり、そこから作業に当たってくださいました。「お前がいつも頑張ってる姿を見てるから、協力するんだぞ」と声をかけていただき、人とのつながりにあたたかさを感じるとともにチームで一つのものを作り上げる喜びを強く感じました。

今後の目標

経験を積んで、いずれは地域のランドマークとなるような大規模現場の所長を任される人材になりたいです。現在は主に安全、品質、工程管理を担当していますが、今後は予算の管理や発注者対応なども求められる立場になっていくと思いますので、上司や先輩の働きぶりを見て学んでいます。

また、一級建築施工管理技士の資格は保有していますが、更なるレベルアップのために一級建築士資格の取得についても勉強中です。設計者の意図を理解した、より良い施工を行うためには、建築士と同じレベルの目線、知識でコミュニケーションをとることが必要不可欠だと感じています。

学生へのメッセージ

自分の好きなこと、やりたいことを明確にして仕事に就く人は意外と少なく、「本当にやりたいのかな、向いているのかな」と自問自答し、半信半疑で就活を進める人が多いかと思います。私も就職活動中は、本当にこれでよいのかと悩んだことはありましたが、最終的には関わってくれた担当者、話をした社員の人柄、雰囲気に惹かれ入社を決めました。興味を持つきっかけや、皆さん一人ひとりが大切にしている企業選びのポイントは幾通りも存在すると思いますが、あまり早い段階で視野を狭めず、様々な出会いを大切にしていただきたいと思います。

これまでの経歴

2015年
入社、建築事業本部建築部工事課へ配属
2015年~
マンション大規模改修工事、金融機関店舗新築工事などを担当
建機メーカーオフィス新築工事、病院増築改修工事などを担当
テレビ局外壁改修工事、公共施設建設工事を担当

私のある1日

7:30
出社、現場開錠・当日作業の確認及び準備
8:00
朝礼、業者作業指示、現場巡視
10:30
翌日の作業日報作成及び打合せボード記入
11:45
翌日作業打合せ
12:00
昼食・休憩
13:00
現場巡視、安全・品質・進捗管理、現場での作業調整
16:45
現場巡視、進捗確認及び清掃片付け状況確認
17:30
作業所内打合せ(作業変更等確認)
18:00
資料作成、書類作成、工事写真整理、他事務作業
18:30
帰宅

OFFショット

趣味は植物を育てることです。マイホームを建てる際に妻を説得し、リビングから眺められ、かつ日当たり抜群の場所に植物が置けるよう計画しました。